けいたの栄養学【コレステロールが高いという意味】

卵やお肉なんかに多く含まれるコレステロールですが、 実は食事からはほとんど吸収されないことがわかっています。

心筋梗塞などの病気の原因であるコレルテロールをどうやって管理していけばいいのか、 その基礎となるお話ししていきます。

 

けいた
この記事を書いているのは、看護師歴10年ちょっとの者です。
普段は、看護師と働きつつ、料理や栄養の知識なんかをInstagramやブログを使って発信しています。「はじめまして」はこちらから。

□コレステロールは善い奴?悪い奴?

 

血液検査で出てくるコレステロールの多くは体内で生成、分解を繰り返しており、 また薬以外の方法では数値の大きな変化をさせることはできません。

なので健康診断の1週間前から食事を変えてもあまり効果はないのです。
コレステロールが高いと高コレステロール血症、中性脂肪も高ければ高脂血症、今は脂質異常症なんて言い方が主流です。

コレステロールは私たちの身体を作る細胞1個1個の膜を構成する重要な材料です。 なので少ないと壊れた細胞の修復が上手くいかず大変なことになります。

コレステロールには善玉、悪玉の違いが言われますね。 少し専門的な話をさせてもらえば善玉はHDLコレステロール、悪玉はLDLコレステロールと言われます。
身体の中心に戻ってきて代謝される方が善玉、身体の端っこの方に向かって動くのが悪玉とされています。

この考えは脳梗塞や心筋梗塞といった血管が詰まってしまう病気の原因にコレステロールが疑われている時にできた考え方です。 そのせいで善悪という風に言われたんだと考えられています。

□ コレステロールが高い意味

 

つまりコレステロールが血液検査で高い数値を出したということはそれだけ身体の修復に必要とされている、もしくは既に使われているかどちらかです。

悪玉(という言い方は好きではないのでここまで)のLDLコレステロールは先ほど身体の端っこに向かうという話をしました。

でもコレステロールは身体を作る重要な材料であり、それが身体の端に行くということはどういうことでしょうか。

つまり本来いらないはずのコレステロールが上昇する理由として、身体の端の方で細胞の破壊が亢進しているというのが1つの理由です。
特に高血圧、高血糖(糖尿病)、喫煙なんかは血管の壁に重大なダメージを与えます。

一時的であれば修復が間に合うのですが、高波がずっと防波堤に当たり続ければいずれは決壊します。
それでも修復しなければ血液を身体の隅々まで運べないので困ってしまう。

その修復をやり続けると修復自体が雑になっていき、より破綻しやすく、また薄くて丈夫な壁から厚くてもろい壁となります。

それは心筋梗塞や脳卒中の原因である動脈硬化ですね。

その修復にコレステロールがとっても重要な役割をしていますが、雑な修復が繰り返されれば、コレステロールがしっかり整理されず、
不規則に並べられることで詰まりやすい原因となってしまうのです。

話を戻しますが、
つまりコレステロールが高いことが問題なのではなく、
コレステロールが高くなる体内環境に問題があると考えられるので、
コレステロールを薬で下げても原因が解決しなければ血管は痛み続けるのです。

コレステロールが高いからと食事に気をつけろというのはちょっと短絡的で、
どちらかというとコレステロールが高くなるような原因となる生活習慣が裏にあることの方が多いということです。

ただ遺伝的な病気でコレステロールが高くなってしまう病気もあります。
必ずしもコレステロールが高いことが問題ではないと言いましたが、
高いことと、心筋梗塞などの動脈硬化性の疾患の関連は明らかになっています。

なので、コレステロールが高くなるような身体環境の原因何か、
目を向けられるといいですよね。

つづく

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