炭水化物ダイエットやオーガニックフードがさまざまなところで話題となり、さまざまな取り上げられ方がされています。
情報過多で困ってしまいますよね。
なので今回も、自分に必要な情報の取捨選択のための助けになればいいなと思っています。
今回は復習です。お気軽にどうぞ。

Contents
■サラダはたくさん食べたほうがいい?
大抵の情報は、その発信源がどこかからの発信源から得た情報に過ぎません。
それが正しいという確証もなければ、信じる義理もありません。
しかしそれが、栄養に関する情報を得なくていいとか、気にしなくて良いという理由にはなり得ないことをしっかり認めること。
これが現代人の一番できない、そして弱いところです。
それを皮肉った上で、そして私の発信する情報もどこかから持ってきたものと知った上で読んでいただければ光栄です。
□生で食べれるすごさ
前置きが長くなりました。
食物を食べる上で私が重要と考えるのは、以前もお話ししましたが、生のままで食べられるものを中心に摂取することです。
火を通さなければ食べられないものを摂取しているのは人間だけですし、
それらを食べなければいけない身体の作りであれば動物はとっくに滅んでいます。
そんな中、野菜は生で食べられる代表そのもの。
中でも生野菜をふんだんに盛ったサラダを食べる人が増えてきたと感じます。
□野菜食べてる言える?
そのサラダはその食べ方で本当に大丈夫でしょうか?
ご飯の代わりにキャベツの千切りでお腹を満たしているような話を時々耳にしますし、実際にやっている方を知っています。
しかしそのサラダ、野菜だけでは無いですよね?
その野菜をさらに美味しく食べるためにかけられた大量のドレッシングやマヨネーズに含まれる、
油や塩、砂糖の量や状態は、
野菜を食べないこと以上に身体に影響を与えているかもしれないことを知っていただきたいと思います。
特にドレッシングに含まれる油は新鮮さを失い、油本来の旨味もないこともしばしば。
サラダにかけて美味しいと感じているのは、それに含まれる大量の砂糖と塩、人口の旨味調味料であることが多いとされています。
もしドレッシングをかけて食べるのであれば、ほんのり味が感じられるくらいがいいと思います。
CMで嵐の大野くんがオリーブオイルと塩をで美味しそうに食べていますが、
新鮮な野菜をあんな風に食べれたいいな、なんて理想としては思いますけどね。
□油が少なければいいのか
またノンオイルドレッシングに関して言えば、
以前、診療内科医の姫野友美さんが著書「成功する人は缶コーヒーを飲まない」の中で、
油の旨味のないノンドレッシングに含まれる砂糖の量を危惧していたのを思い出します。
白砂糖の怖さは、現在様々なところで言われていますが、
姫野先生は心療内科として、躁うつ病のような気分の上り下がりは血糖の激しい上昇と下降が原因の1つであるとしています。
さらに、先生の所に相談にくる心理的問題を抱える患者の約7割が何らかの血糖値異常を抱えていたと言われています。
話はずれましたが、ドレッシングを代表とする調味料の多くは、消費者の味覚を激しく刺激し(私はこれを「美味しいと勘違いさせる」と考えています)、
食品を提供し、感覚を麻痺させています。
こんなことばかり考えているから、食べるものがなくなって困ってしまったのです。
大丈夫、きっとまだ間に合いますよ。
ちゃんと体はリセットできます。
そう言い聞かせて僕は生きてきたのです。
つづく
▶︎ #けいたの栄養学バックナンバー
【大切な人のための食事】
【炭水化物ダイエットの落とし穴①】【②】
【食物繊維と大腸の関係性①】【②】
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【日本の食品安全神話はすでに崩壊】
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【カロリーを気にしては痩せない①】【②】
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【良い食事の選択は味覚の育成から】