けいたの栄養学【食を通した子育てを学ぶ】

今回は、大学院時代に通っていたパン教室の先生の手伝いで、
子どもクッキング教室をした時の話をします。

その時、先生から教わった子育てや料理を通したコミュニケーションについて、
食育、日本の食について考察したので、よかったら読んでみてください。

 

けいた
この記事を書いているのは、看護師歴10年ちょっとの者です。
普段は、専門看護師と働きつつ、料理や栄養の知識なんかをInstagramやブログを使って発信しています。「はじめまして」はこちらから。

 

□料理を通した子育て

3年半前にお世話になっていたパン教室の先生の手伝いで、子どもクッキングに参加しました。

9名の女の子たちがわちゃわちゃ、
デモンストレーションが始まってもわちゃわちゃ。

見てるだけなら楽しいんだけど真面目に聞いてる小さい子もいるからお姉ちゃんたちには少し厳しめに先生たちも対応。

ま、仕方ないよね。

2時間半の間に、説明して、作って、食べて、片付けてってするには、
ある程度下ごしらえし、子ども達にここをやってもらうっていう明確なプランが必要です。

大人だけでも大変だけどって先生もおっしゃってたけど、子ども達には、食べることとは何か、お料理をすることって何かを、
できるだけ楽しく、自信を持って終われるようにしないといけない

そのための軸がぶれないようにするには、やっぱり手順全部ではなく、今日はこれをできるようにしようっていうのをしっかりやらないといけないということ。

これはそのまま子育てなんだなっていうのは、先生たちの言葉の端々から感じることでした。

だから、そこからずれる子には怒る。

料理を通して学んで欲しいことは、料理の技術だけではなく、コミュニティを通した人間関係であったりするから。

それをみた親は、自分の子どもを怒れないといけないっていうことも、
わかるよね?

 

□親子関係、家族背景がみえる

また、そんな中で、
どうしてもじっとしていられない子や、
人が集まると目を向けてもらえるように騒ぐ子、
好き嫌いがあるだけじゃなく、食にあまり興味のない子がいたりすると、

やはり普段の家庭環境をそのまま映していたりするんだそう。

家族との関係性がそのまま集団でのコミュニケーションスキルに反映してしまう子どもは、こういう外の場でしっかり他の大人がキャッチしてあげるのが大切。

親子クッキングなんてしたら親も先生も子どももとっても疲れるだろうな、と思う。

でもきっとそういう場が今は少な過ぎる

親以外が子どもをみるっていうのは、いわゆる隣近所のおじさんおばさんがやっていたんだろうという話。

多分学校の先生もそれくらいの方がいいはず。学校はそういうところだからね。
大人である親がそれを理解していないから塾と勘違いするわけ。

これまでは、求めずとも干渉されていたのが町や村といったコミュニティだったんだろうけど、その社会はもう崩壊している。

先生らの料理教室は、子どもの料理教室を協会化しこれから全国に展開し、
そのおじさんおばさんをそういう場を利用して作って使っていこうということをしてるわけです。

そういったところで僕の名前が出てくれるのは嬉しいお話です。

 

□これまでの食文化を取り戻すこと

僕は看護師って立場で食や生に関わっていくわけだけど、
少なくとも社会の一員としては、専門家である前に大人だったり親だったりの役割を持って遂行することの方が、きっと一族やコミュニティや人類といったところの存続には重要だったりする。

やっぱり食べたいとか作りたいって思えること自体が本来普通って思うかもしれないけど、今の世の中、食に対する人類全体の感度が落ちているところは今の子ども世代には明らかに出ているわけです。
多分今の親世代は特に。

そういった自然と受け継がれてきた伝統や文化を取り戻すのは難しいので、
どうやって維持していくかそれぞれで考えていかなきゃいけなくなっているのかもしれませんね。

そういう意味では日本の食文化は虫の息、終末期の体みたいな物言いになってますが、全然大げさじゃない。

それでも今は体のために食の見直しは色んなところで盛んにされていますが、多分誰かがやってくれるって思ってる人がほとんどである以上、維持も難しい。

ちょうど今の親世代はその責任をもろに担いでるんだろうなと思います。

そして今の子どもやその子どもの時代にはもしかした日本の家庭料理なんて見る影も無いかもしれない。その責任は僕らの世代にありそうですね。

それと同時にきっと生きる気力のない人ばかりになっているんだろうと思うとかわいそうでならない。

さて、僕にできることはなんだろうね。

今、何が見えて何が見えていないんだろうね。

ま、目の前のことをやるしかないんだけどね。

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