けいたの栄養学【たんぱく質神話③〜動物性たんぱく質の怖さ】

たんぱく質の仕事は体内でのあらゆるものの材料となります。

それはたんぱく質がアミノ酸という最小単位となれば、動物性も植物性も関係なく身体はそれらを利用することが出来ます。

ただし、食事をし、体内でアミノ酸として利用されるまでの行程でさまざまな弊害を生むのが動物性たんぱく質の怖いところであるというのが今回のお話です。

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けいた
この記事を書いているのは、看護師歴10年ちょっとの者です。
普段は、専門看護師、心臓リハビリテーション指導士として働きつつ、料理や栄養の知識なんかをInstagramやブログを使って発信しています。「はじめまして」はこちらから。

 

Contents

□動物性たんぱく質の影響

動物性食品は植物性食品と違い、食材中に含まれる食材自身を分解する酵素が存在しません。

そのため、体内に入った際、消化にかかる消化能を大量に投入する必要があり、消化管が疲弊しやすいのです。

また、体温で鮮度を保つことができないために、腐敗しやすく、
さらに動物性食品は火を通さないと体内に入れることが出来ないため、すでに酸化(腐敗)させた状態で体内に入れなければいけないのです。

加えて、脂肪をもれなく摂取してしまうのも弊害の一つですが、
とりあえず、消化管に対して良い影響は与えないというのが1つのポイントとなります。

むしろ、消化吸収しきれていない腐敗した食物は食物繊維によって排泄を助けてもらう必要があります。

そうしなければ、動物性の食品は腸管内で悪玉菌を増やし、
消化管の働きを悪くさせ、さまざまな消化管疾患を引き起こすことになることは、前の記事で触れた通りです。

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□動物性たんぱく質はガンのスイッチャー

さらに動物性たんぱく質は吸収後の体内での悪影響についても心配されているいます。

巷では、さまざまな発ガン物質が話題にあがり、人体に悪影響を与えていると言われています。

特に、発ガン性物質が人のDNAを傷つけた後、その傷つけられたDNAがガン細胞を作り出す過程の中で、
ON/OFFのスイッチを切り替えるのが動物性たんぱく質であると言われているのです。

難しくなってきましたね。
続きは次回にしましょう。

つづく

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