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普段は、専門看護師、心臓リハビリテーション指導士として働きつつ、料理や栄養の知識なんかをInstagramやブログを使って発信しています。「はじめまして」はこちらから。
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□動物性たんぱく質のがん発症リスク
動物性たんぱくは吸収後の体内での悪影響として、
最近では、発ガン性物質によって傷つけられたDNAがガン細胞を作り出す過程の中で、
ON/OFFのスイッチを切り替えるのが動物性たんぱく質であると言われています。
これに関する報告では、
同人種の地域の中で、植物性食品を中心とせざるを得ない地域と動物性たんぱくを食事に取り入れられている富裕層の地域を比べると、
明らかなガンの発生率の差がデータで出ているのと言われています。
ここで注意するのは、総カロリー中10%以上動物性たんぱく質を摂取することがその発ガンのON/OFFの境界線であるということ、
植物性たんぱくは総カロリー中の10%以上摂取しても明らかな発ガンデータは無いといことがいわれています。
つまり、動物性たんぱく質が摂取する総カロリーが1割未満であれば、発がんスイッチを押さない可能性が高いということ。
□さまざまな免疫疾患の原因にも
またガンに限らず、関節リウマチや全身性エリテマトーデスのような自己免疫疾患やアレルギーの原因も動物性たんぱくが原因であるとされています。
あまりにも早い時期に母乳から乳児用粉ミルクに切り替えたり、腸の免疫システムを崩壊させてしまうウイルス感染をしたりすると「1型糖尿病」リスクが10倍にもなる、
牛乳の摂取量が多い国ほど1型糖尿病、多発性硬化症のような免疫疾患が増える相関関係があるとも言われています。
1型糖尿病も自己免疫が関連していると言われていますよね。
すでに米国小児科学会は1994年に「糖尿病が多くみられる家系では、生まれて二年間は乳児に粉ミルクを与えないように」と要請しています。
腸管から吸収された、未消化のたんぱくが、体内に存在する組織や器官に類似してしまうことが、自己免疫による攻撃対象になる可能性が示唆されているのが原因とされています。
たんぱく質は奥が深い。
つづく
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